一般社団法人おもいやり見守りセンター概要

１　代表理事挨拶

 　私どもは、各地にて相続および遺言書に関するセミナーや相談会を数十回実施してきました。このような活動の中で、お子様、あるいはご親族のいない方や、ご親族が遠く離れて暮らしていたり、近くにいらしてもご家庭の事情で実際にはその方々に頼れない等、ご自身の将来に不安を抱えている多くの方々に出会いました。現代社会において、家族関係は希薄化、地域コミュニティの形骸化によって、ご高齢者の不安が増長していることを肌で感じておりました。 

　特に、アパートの入居、病院への入院、福祉施設等への入所契約をされる時の身元保証人の不在、判断能力が衰えてきたときの財産管理など、悩みは多く深刻のようでした。

　そしてその方々の最も大きな悩みは、自分が亡くなった場合、誰が発見し、誰が責任を持って葬儀・納骨から、お住まいの整理、電気、水道、ガスなどの解約や支払いなどの手続きを誰にやってもらえるかという問題です。多くのご高齢者が、このような悩みを抱えたまま、誰に相談したら良いのか分からず、一人で悩んでいるのが現状です。

　そうしたご高齢者の悩みや不安を解消したい想いから、身元保証、財産管理など、生涯及び死後に亘って見守り、見届け、支援する活動を行っていくために、法人を設立する運びとなりました。

　私どもは、ご家族代わりになって支援し、残された人生をトータルに、永続的かつ組織的にサポートすることによって、誰もが安心して老い、元気で意義ある日々を過ごし、天寿を全うすることができる社会を実現することを目指します。 

一般社団法人おもいやり見守りセンター
代表理事　　樫村　正弘